菓子箱

新訳 すこやか生活

隙あらば自分語り

一生迷子ちゃん

 

1つ前のライブが終わってからこの1ヶ月、音楽始めてから初めて、私本当は音楽じゃないんじゃないかって迷っちゃって、迷って迷ってわかんなくなってめちゃくちゃだった。人前に出ることが無理になったことはあっても、音楽を作ることそのものに迷ってしまったことは多分なくて、自分に驚いた。

逃げるように本を読んだり違うことに時間を費やして、でもそっちの方が音楽作ってる時より集中して気持ちよく時間が溶けていて、ねぇ本当はこういう方を突き詰めた方が私良いんじゃないの?ってなって、何も良い方に向かなくて、でも鍵盤触ったら頭はメロディを探すし言葉を探すし、歌うのも好きで、どうしたらいいかわからなかった。

1番やりたいことと得意なことは違くて、でも得意なことも好きなことだからどう考えてもこっちの方が効率的で精神的に健康で、それでも音楽を手放す勇気もないというか、そこに勇気使うなら頑張る方に使えよみたいな、ほんとにどっち向いてもわかんないやみたいな時間が無限に続いていた。

大人になってしまうってこういうことなのかな、みたいな、見えないままでいたかった部分が見えてきてしまうことでつかなくてもいい地に足がついてしまう感じ。ああこうやって終わっていくのかもしれないなと思いながら崖に腕1本でぶら下がっているけどその腕はさほどか細くもなくて、登ろうと思えばまた戻れそうな、そんな状態で毎日がゆらゆらと過ぎた。

ライブ前になんて話を書いているのだと自分でも思う。でも、今日また歌うことで何かわかるかもしれないし、変わるかもしれないし、今日までの気持ちは明日また絶対違うものになるからね。

今日は大宮ヒソミネさんで歌わせていただきます。無善寺以外に出るのは本当に久しぶりだし初めての場所なのでドキドキする。

未来に迷うことはあっても、作ってきたものに対して迷ってはいけないし、私は意志のある作品を作ってきたと思っているので、それを自分の脳内の解像度からいかに落とさず出力できるか届けられるか、そこに向き合うこと以外ないのだけど。

 

今朝、散らかった宝石を宝石箱にきれいに収めている夢を見た。

良い日になりますように。

がんばります。よろしくお願いします。